もしも、運命の赤い糸がみえたなら




最初に思ったのは、一番かっこいいって思うのは山脇先生だし。





でも、山脇先生が好きっていうのは公にできないあたしの秘密。





大井先生の顔を思い浮かべる。




クラスマッチで男子生徒に囲まれていた笑顔を思い浮かべた。





「普通にかっこいい、と思う。」





あたしは答えた。




「石川さんは大井先生みたいなかんじがタイプ?」




笑いながら森くんは質問を重ねる。



「かっこいいとは思うけど、彼女いる人は対象外」


「はは、やっぱ、石川さんはまじめだ。



それはそうと、かっこいいことは否定しないんだ」




森くんはやっぱり笑っていた。



< 101 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop