芸人
「このままいたらお前もストリップ芸人で俺みたいになってしまう。

だからこの機会に外に出て挑戦してみたい。」

「須藤さんの紹介できたので、それは裏切れないですよ」

「最後のチャンスかもしれない。これが駄目ならまた死ぬまでストリップ小屋だな。
だからお前を駄目にさせたくない。売れて一番になりたい。」

その一番が、心に響いた。

「わかりました。少し考えさせて下さい。」

山さんの自宅から帰りながらいろいろ考えた。

「俺は、何の為にこの世界に入ってきたのか? 確かにここにいたら
TVには、出れない。でも一番になる為・・・・・・・・・・・・・どうすればいい?」

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