恋のかけ引きはいつも甘くて切なくて
ーキーンコーンカーンコーンー
「あ。チャイム鳴っちゃった‼︎
ひより、教室戻んなきゃ‼︎」
「え⁇あ、うん‼︎」
美玖は、座り込んだ私の手を
引いて立ち上がった。
「紫音くんまたね〜♡」
「バイバイ凛音くん〜♡」
すると廊下いっぱいに居た
女の子達も少し名残惜しそうに
しながら帰って行く。
ーボソッー
「ちっ。おめーのせいで
ジュース買いに行けなかったじゃねーか。」
「‼︎」
ん⁇
今のって…
完全に私に言った…よね⁇
そう思いながら、恐る恐る
上を見上げる。
ー‼︎ー
「ちっ。」
「ひぃぃぃっ‼︎」
思わず声が出る。
上を見上げると高崎くんが
私の事を睨みながら
ひたすら舌打ちをしていた。
ややややや、やっぱり
私ですよね〜‼︎‼︎(泣)
「しーおーん。
ひよりちゃん怖がってんじゃん。
やめとけよー。」
「そうだよー‼︎
あたしのひよりイジメたら
許さないからねー‼︎」
そこにすかさず、
美玖と凛音くんが助けに入る。
あぁ(泣)
この2人は神様だぁ〜(泣)
そう思いながら慌てて
美玖の後ろに隠れる。
「こんなひよこ。
興味ねぇーから。」
高崎くんはそう言うと、
教室の中に戻って行った。