天神学園の奇妙な案件
「この…!」

「精霊憑依っっっっ!」

ピンチの龍一郎を援護すべく、ルナとティーダがバルトメロイの背中に斬りかかった!

氷の精霊フラウをその身に宿した精霊憑依で、バルトメロイを袈裟懸けに斬るティーダ。

再生させた爪で、引き裂くように斬るルナ。

「邪魔だな」

バルトメロイはその斬撃すら意に介さず、龍一郎の体を2人に叩き付ける!

更に。

「そら」

バルトメロイは、何もない空に文字を書く。

ルーン魔術。

魔術系統の1つ、ルーンを用いた魔術。

『ルーン文字』を刻む事で魔術的神秘を発現させる。

それぞれのルーンごとに意味があり、彼が書いたのは。

「うあぁぁあぁああぁあっ!」

発火。

龍一郎、ティーダ、ルナの3人は、瞬時にして炎に包まれた。

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