きみは風のようだった



「ガラガラ」






誰か来た。






「爽来?目覚めたんだ。」






「あ、星志…心配かけてごめんね」






「体調は?」





「もう大丈夫」





「大丈夫って顔してないけど」






「大丈夫だって…」





「俺が送ってくから心配しなくていいよ」









私の言葉を遮って爽桜がそう言った。






「そ。じゃ、明日」





そのまま星志は帰ってしまった…。


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