政略結婚はせつない恋の予感⁉︎
「お…おじいちゃま、わたしたちはもう政略結婚じゃないのっ!恋愛結婚なのっ!
なのに引き離すなんて……ひどいっ‼︎」
わたしは将吾にしがみついたまま、声を限りに叫んだ。松濤のおじいさまにこんな口をきいたのは生まれて初めてだ。
「彩乃は、おれがいただきます。
もし、お許しいただけないようであれば……」
将吾はわたしを抱きしめる腕に力を込めた。
「……かっ攫っていきますんで」