政略結婚はせつない恋の予感⁉︎

♡プライベートルームの鍵を開けます♡


月曜日の朝、早めに出勤したわたしは副社長室の執務室の奥にある、プライベートルームを目指した。

清掃は担当の人がきっちりやってくれているそうだが、ワイシャツなどの補充やクリーニングはやってなかったみたいなので、気になったのだ。

わたしは副社長室の前室に入って、まず自分のデスクにボリードをしまう。
そのあと、執務室のドアをノックした。

返事がなかったので、中に入る。
こんな時間には、島村さんだって来ているわけがない。

執務室を見回すと、奥にドアが見える。
プライベートルームのドアだ。
わたしはそのドアまで行き、ノックをした。






……返事がない。

念のため、もう一度、ノックした。






……やはり、返事はなかった。

わたしはバッグから取り出しておいたカードキーを差し込んだ。ピッ、と解錠する音がした。

わたしはカードを引き抜き、だれもいないが、
「……失礼します」と言って、ドアを開けた。


すると、壁際に設置されたベッドが見えたとたん、副社長の寝ている姿が、目に飛び込んできた。

< 59 / 507 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop