独り占めしても、いいですか?
「あの、写真とサイン、お願いしてもいいですか⁉︎」



「『Sanlight』、大ファンなんです!お願いします!」



さっそくファンの子に捕まったみんな。



それだけ有名で人気で…嬉しいことではあるんだけど。



4人が私の方をチラッと見て、困った顔をする。



多分私が1人になっちゃうから気遣ってくれてるんだよね。



「いいよ。

みんな、気にしないで」



私はそう言って、1歩身を引いた。



そして素早く周囲を見渡して、どこか隠れられそうなところを探す。



いつも、4人の後は私に声がかかるかから。



それは正直めんどくさいし、疲れる。



そもそも私はアイドルじゃないのに…



隠れられそうな場所を見つけたから、そっちに向かって歩いていると…


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