独り占めしても、いいですか?
「一般人をいきなりステージに立たせるにはリスクが高すぎます。

それに見たところ日和の許可も取っていない。

それは少し勝手過ぎるんじゃないですか?」



秀ちゃんの言うことは誰もが考えることであり、正論だった。



でも、御厨さん怯む様子はない。



「お前達なら一般人の1人くらいフォローできるだろう。

それに一般人と言っても他人じゃない。

お前達の幼なじみで、世間で言うひよ姫だ。

協力を仰いだっていいんじゃないか?」



「でもっ…」



「じゃあお前達だけで勝てるのか」



「え…」



御厨さんが厳しい表情を向けた。



「世間は嫌でもこれをInfinity VS Sunlightという目で見るだろう。

Sunlightは今のところ完敗だ。

厳しいことを言うかもしれないが、今のままではInfinityは超えられない。

お前達だって負けたくはないだろう」



「だから日和の力を借りて…」



「ああ」


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