俺様御曹司に飼われました
「俺?大学4年生。お前、新入社員ぽいけどさ、子供っぽいよな?」



上から下まで意地悪そうに笑いながら見られる。



「あたしは、短大出で……」


「あー。やっぱ年下か。ぜってー年上なわけないと思った」



新入社員とか言ってるあたり、ここが会社の社宅だとはわかっているようだ。

でも、なんで大学4年生がここに?
もう内定出ててもおかしくないけど、でも彼は大学1年から住んでると言った。



「なんだよ」



彼のことを見上げていれば、怪訝そうに見られる。



「ここって社宅じゃあ……」


「ははっ!お前、考える頭ねーの?」



あたしの頭を人差し指で指す。



「は!?なんでそんなことアンタに……」


「普通わかるだろ?社員でもない俺がここにいる理由。しかも最上階」


「……わかるわけないじゃないですか」



あたしはエスパーでもなんでもない。
この人がどうしてここにいるかなんて、知るはずがない。

< 8 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop