俺様御曹司に飼われました
「進藤暁。俺の名前」


「進藤……」


「これでも分からなかったらただのバカ」



彼の名は進藤暁というらしい。



「進藤さん、全然わかりません」


「ぷっ!なんだよ、突然改まって!」



彼は笑い上戸なのだろうか。
出会ってからよく笑っている。



「だって、分からないから……」


「お前、自分が入社した会社の名前忘れたのかよ」



今度は呆れたような顔をする。



「会社は……しんど……はっ!?」



会社の名前を口にしてハッとする。



「やーっと気づいた?」



彼の言葉にぶんぶんと首を縦に振る。



「大学生なのに会社で働いてるんですか!?」


「……は?」



あたしの言葉に怪訝な顔をする。



「あれ?」



なんかあたし間違えたかしら。
思ったことを素直に言っただけ。



「会社の将来が心配だなー」



なんてゴロンとソファーに横になる。

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