好きやねん(押さえられへん思い)



俺は、なるべく早く学校に向かってん。


あいつの考えが分からへんが俺は、何か。


「おはよう。
永遠、昨日、早退したから大変だった。
本当に」


背後から隼人の声が聞えて振りかえってん。


「え、何でやねん。
あ、おはよう」


「それも、面白いよな。
永遠、2日連続でキスしとったなぁ。
永遠からきららさんも直美さんも誘ったのか。
本間に色男やな」


え、何でしってるねん。


直美には、好かれてへん。

きららさんは、よう分からん。


見とったんか。


「何で、そんな事」


俺は、困ってる事を思い出して情報を知りたいねん。



何で、隼人の言葉を待ってるねん。


歩きながらやねんけど痛さが消えてきてん。



普通の歩き方をしながら歩いてるねん。





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