王太子様の策略に、まんまと嵌められまして~一夜の過ち、一生の縁~
「不安しかないわ。どう考えてもこの先、真っ暗な闇しか見えない」

「こうなってしまった以上、なるようにしかならないと思います。ただ自ら逃げるのだけはお止めくださいませ。その行為は誰ひとり救われることはありません。言い方は厳しいようですが、今の結果はビアンカ様が蒔いた種でございます。どのような結末になろうとも、最後まで受け止めるしかありませんわ」

「……そうね」


アマンダの言葉が、嫌というほどに胸に突き刺さった。


本当、アマンダの言うとおりだわ。
私がもっと注意を払って参加していれば済んだはずだったのよ。

お酒は怖いものだと。

とても美味しいものだけど、それ以上に危険が潜んでいるものだと認識しておくべきだった
のよね。


けれど、いまさら後悔しても起きてしまったことだから、どうしようもない。

この先、どうなろうと全て順応していくしかないのだわ。



――それが私に与えられた、唯一の道なのだから。


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