幻想の蕾
はじめましての日
ソウアsaid
「へぇー、さすが噂に違わず幻想的だねぇ」
わたしは、白蕾 想愛。
この幻想春野学園に転生して来ました。
ここの学園は、世界的に有名な魔法学園で、偏差値も高くて難しいんだよねぇ。
そして、この学園に転校するには、その更に難しいテストを受けなきゃいけないんだ
よねぇ。
更に更に!魔法使いとして、実技試験も
受けなきゃいけないんだよねぇ。
ああ、魔法についてもう一度復習きゃ‼
来て早々、こんなことで笑われたくないしね。
えっと、魔法とは、自分の中に眠っている
『魔力』というものを糧にし、頭で想像し、呪文というものでより、イメージを固め、それを実現するという行動。
魔力とは、誰しも持っていて、個人により、大きさはちがう。魔力は、今のところ
解明されておらず、具体的なことは分かっていない。
ふぅ、こんなもんかな。
あ、一つ訂正。正確には、誰でも魔力を
持っているわけではなく、『魔法界』の
人間ならば、誰でも魔力を持っている。
この世界には、魔力を持つ人間がいる
『魔法界』と、魔力を持たないかわりに、
『科学』というものが発展している、
『科学界』があるのです。
おっと、考えているうちにクラスに
着きましたねぇ。
うう、緊張する…… 深呼吸、深呼吸。
「転校生、入って来て下さい」
先生の声が教室から聞こえた。
行きます‼
< 2 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop