好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。
Chapter 4*

◇ 信じたくない真実




* 舞 side **



「暑い…」

「舐めんな。まだまだ序盤だぞ」

「だって〜…」



7月の上旬。


まだまだ初夏の段階でありながらも、明らかに気温の上がり始めた教室の中で、私は完全にバテていた。




5時間目のLHRのこの時間。


7月末にある我が校の体育祭の種目決めで、周りは大いに盛り上がっている。



「舞は何にする?」

「えー、無難にバレーかなぁ」

「あ、じゃああたしもバレーにしようっと」



この盛り上がりに乗じて私の席まで移動してきた莉里と、出る種目を示し合わせた。




< 150 / 280 >

この作品をシェア

pagetop