好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。



男子達が話してる内容が理解出来ているはずなのに、私にはそれがどうしても信じることができなった。


信じたくない、と言ったほうが正しいかもしれない。




戻らなきゃ。


……大志の、ところに。



念じをかけるかのようにやっとその場から離れた私は、そのまま大志のいる体育館へと向かった。




「お、やっと来たかー」


人がたくさんいる体育館なのに、私はすぐに大志を見つけて歩み寄る。


それに大志もすぐに気付いてくれて、待ちくたびれたかのように笑いかけてくれた。



さっき聞いた話が、頭を過る。




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