好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。



行きたい、と返信できればそれほど楽なことはない。



けど、無理だ。


大志の顔を見て、平気でいられる自信がない。




大志は私と親友に戻ろうとしてくれているのかもしれないけど、私はまだ時間がかかる。


思っていたよりもショックが大きすぎて、まだ消化しきれてないんだ。





「昨日のドラマの再放送見た?」

「あ、あの昔のやつでしょ?見た見た!」



すれ違う人達の会話が耳に入って来て、あぁ、と思う。



そのドラマのタイトルが出てきてしまって、もうほとほと自分に呆れた。




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