イジワル男子の甘い声


「次は君の番。名前はなんていうの?優作とはどんな関係?」


へっ。
私のような一般ピーポが、ノアに自己紹介なんてしてもいいのだろうか。


「い、今井 双葉っていいます。柏場くんとはただのクラスメイトです。あと、部屋が隣でなにかと迷惑をかけてしまって…」


「なるほど。お隣さん…。ふむ。双葉ちゃんねぇ。これからよろしく」


っ?!


ノアはそう言って、手を差し出して来た。
なんてこと…。ノアと握手なんかしていいの?!お金とられない?!いや、普通お金取られるべきものだよね?


あたふたしてる私に、ん?と首をかしげるノアは、やっぱりこの世のものと思えないくらい綺麗。


「は、よ、よろしくで────」


グイッ


っ?!


伸ばした手が、少し強い力で引っ張られる。




< 126 / 374 >

この作品をシェア

pagetop