イジワル男子の甘い声


「柏場くん、このマンションに住んでるの?」


「……どちら様ですか」



おいこらぁぁぁ!
わざとだろ!
お前わざとだろ!


どう見ても締め出された感満載のクラスメイトの女子を目の前に…。


ひどすぎる。


しかも今日、初めてちゃんとしゃべったんだからね!


「へへっ、えっと…あのね、お恥ずかしい話なんですけども…鍵を…家の中に忘れまして…オートロックとやらに慣れていなくて…」


苦手な奴に、嫌いな奴に、こんなお願いするのは非常にしたくないっ!けど!


こうでもしなくちゃ、私の命が…。


「ストーカー?」


「するかー!いや、クラスメイトの女子が、同じマンションに住むか弱い少女が困ってるって言ってんのですよ!一緒に入れてくれないかなーと」


「はぁ?」


ヒッッ!!

またその目!!


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