イジワル男子の甘い声


すぐ後ろから、柏場の下の名前を呼ぶ声がしたのでゆっくりと振り返ると、


そこには、すごく身長の高い人がキャップにマスクにサングラスという、いかにも不審者感丸出しの格好で立っていた。


だ、れ…。


柏場の名前を言ったんだから、柏場の知り合い、なんだよね?


私は、柏場と不審者(仮)を交互に見る。


「珍しいね〜優作が女の子といるなんて」


「お前…」


目の前の人が、サングラスを外そうとした瞬間、柏場はその人物が誰なのかもう気付いてるかのように呟いた。


「彼女できたんならちゃーんと報告してよ〜。俺たち友達でしょ?ね?」



っ?!


嘘…。


サングラスとマスクをササッと取ったその人の顔を見て思わず固まってしまった。


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