イジワル男子の甘い声
*
「あぁ…死ぬ…」
自分のベッドにバタンと倒れて呟く。
「お菓子買いに行く余力なんてないっつーの」
あの後どこかで柏場のスイッチが入ってしまって、そりゃもう大変だった。
基本がなってないだとか、暗記なら誰でもできるから脳みそに詰め込めだとか。
私、なんで柏場なんかにお願いしちゃったんだろうか。
でも、わからないところは全部ちゃんと教えてくれたし、常にイラつきながらだけど。
それにしても、どうして突然教える気になったんだろう。私の頭はそればかり。
モデルのノアが関係してるのかな。
彼が現れて、突然店を出たし…。
っていうか、なんでノアと知り合い?
謎がどんどん深まるばかりだけど、とりあえず今日はもう、考えることをやめよう。