キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
「これだけ供養しているのに、供養されていない人がいるかもしれないってこと?」


そう聞くと、沙良は表情を歪めて頷いた。


「だって、もうそれくらいしか思いつかないよ……」


確かに、昨日地蔵に花を上げていったけれど、ちゃんと数を数えていたワケではない。


1体足りなくても気が付かない。


「それなら余計に人でが必要だろ。博樹が来るまでここで待機していよう」


寛太の言葉に、あたしは頷いたのだった。
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