キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
☆☆☆

あたしたちは一旦スーパーへ戻り、冨福ミズキという女性がイケニエになっていないかと調べ始めた。


膨大な数の中から1人を探すのは大変だったけれど、4人集まっているので15分ほどで終わっていた。


「いないね……」


すべてを確認し終えて、あたしはそう呟いた。


そう、イケニエの名簿の中に冨福ミズキという名前はなかったのだ。


お地蔵も離れた場所にあったし、やっぱり今回とは無関係な人物なのかもしれない。


けれど、ひっかかることが1つだけあった。


あのお地蔵だけ汚れてしまっているという点だった。
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