キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
沙良に抱きしめられた事で少し安心できている様子だ。


「そうだよ。見た当日は何もなかった。それが日に日に変化して行ってるの」


「この動画ってさ……今日沙良のところに来た動画じゃないよね?」


恐る恐るそう聞くと、沙良が軽く俯いた。


「嘘。沙良のところにも来たの!?」


リナが悲鳴を上げるようにそう聞いた。


「うん……。たぶん、同じ動画だと思う」


沙良はそう答えて、スマホをリナに見せた。


リナの顔は見る見る内に青ざめて行く。


「そんな……沙良の所まで来るなんて……」


「拡散数も、随分増えてるよね。この動画を見た人が必ず死ぬとしたら、何千人っていう人数になるよ」


沙良がそう言い、スマホを握りしめた。
< 46 / 242 >

この作品をシェア

pagetop