キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
「あたしたち、リナの友人なんです」


沙良がそう言うと、警官の1人が眉を下げて近づいて来た。


「リナさんの遺体は今病院へ移されているの」


「病院に?」


あたしはそう聞き返した。


「司法解剖を行うのよ」


解剖。


その言葉に背中が寒くなるのを感じた。


リナの体は今切り刻まれているのかもしれないのだ。


「リナに何が起こったんですか?」


沙良が青い顔になりながらも、そう質問をした。


「それは……」


警官が口ごもっている時、ブルーシートの中からリナの母親が出て来た。
< 72 / 242 >

この作品をシェア

pagetop