大切なキミへ。
「叶愛。ブランド品はね。
美しくなりたい、そう思える人にこそ似合うものよ。」




私の両手を包み込むように持ち、私の目を見る。






「姫咲…」

「私なんかが叶愛にプレゼントするなんて、申し訳ない気持ちもあるけど…」

「どうして?」

「だって惨めじゃない!」







私の方が位は下よ…とシュンとする姫咲。
< 90 / 315 >

この作品をシェア

pagetop