大切なキミへ。
「やっぱりブランド品は、姫咲のようなお嬢様が身につけるものなんだよ。」


「何言ってるの、叶愛のがお嬢様のくせに。」


「でも…」

「仲良くなってくれたお礼。ね?」





だから受け取ってよ、と最高の笑顔付きでプレゼントされたものを渋々受け取る。




だって…

素直になんて受け取れる金額じゃなかった。






合計…数十万。



高校生が払える金額とは思えない。
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