たすけて
父親がいなくなった次の日急遽、祖父祖母の住んでる家に引っ越し。

嫌々だった。
特に祖母の事が大嫌いだった。
引っ越したのは運悪く私の誕生日。
嫌でも覚えてしまう。
けれど、ゆっくりしている暇も無く、姉は衣装作り、私は入学の準備。
今考えれば母は泣く暇も、愚痴を吐く場所もなかったんじゃないかと思う。

絶賛反抗期の姉と、泣き虫な私、小さい弟。
あたり散らかしたかっただろうとさえ思う。
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