たったひとつの愛を君に



家の中で1人考えるのはこの先のこと。

学校にはもう行けないだろう。

星や蜂とももう会えるか分からない。

会っても動けないしろくに話せない。

こんな私の傍に居る必要もないだろう。

私はすっかりネガティブ思考になっていた。

母にも当たるかのように冷たく接してしまう。

申し訳なさもあったけれど、

何もかもどうでもよくっていた。


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