たったひとつの愛を君に
次はいつ会えるか分からない。
そう思うとどうしても伝えないといけないことがあるように感じた。
別に伝えなくてもいいこと、
でも伝えたい、そう思った。
私は帰り際、車窓から叫んだ。
「先生、ありがとう!」
「星ちゃん、蜂くん、ありがとう、大好き!」
皆びっくりしていたが、嬉しそうに
「頑張れよ!」
「私も蜜大好き!ありがとう!」
「ありがとう、蜜!」
口々に言ってくれた。
そうして私の魁星学園での生活は終わった。