たったひとつの愛を君に



「ごめんな、嫌な思いさせて…。」

そう悲しげに言う蜂に

「ううん、大丈夫…。」

こう答えるのがやっとだった。

あんなにいつも笑顔で優しい蜂でも

あんな風に怒ることが衝撃だった。

でもそうだよね、人間だもん、怒ることくらいあるよね。

そのきっかけが自分だったことにほんの少し

喜びがあった。

こんなこと絶対言えないけど。


< 63 / 322 >

この作品をシェア

pagetop