たったひとつの愛を君に



この間の診察で貰った痛み止めも気休め程度にしかならなかった。

病院へ行ったからといって治るわけじゃない。

けれどこの痛みの原因は何なのか、

本当に病気なのか、何もわからないままの方が怖かった。

星と母には痛みのことは伝えていた。

その度に辛そうな顔をしながらも支えてくれた。

2人が居てくれたから私は何とか耐えられた。

そして1週間が経ち、いよいよ病院の日。


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