たったひとつの愛を君に



そんなことを悶々と考えているうちに

気が付けば私は眠っていた。



次の朝、私は痛みで目を覚ました。

今度は腕。つったような痛みだった。

幸い足は問題がなかったので

痛み止めを飲み、歩いて学校へと向かった。

「おはよう!」

いつものように蜂は笑顔で声を掛けてくる。

「おはよう、蜂くん。」

私はちゃんと笑えているだろうか。


< 89 / 322 >

この作品をシェア

pagetop