星空を見上げて
第3章

北海道へ


東京9日目
早朝私たちはホテルをチェックアウトした
ホテルからタクシーを使い駅に向かう
着いたのはかなり大きな駅だった

「ここから新幹線に乗る」

彼に着いてタクシーを降り新幹線乗り場を目指す
駅構内は混んでいてちょっとでも目をはなすと迷子になりそうだ
私の考えていることが分ったのか圭介さんはしっかりと私の手を繋いでくれた

その後乗り場まで来たが私たちが乗る新幹線はまだ到着していない
今のうちにと思い絵里さんに電話した

「もしもし葵です、お早うございます」

『おはよー
圭介に聞いたわよ、記憶戻ったのね良かったわ
父さんにも話したらすごく喜んでたわ』

「絵里さん有難うございました」

『ところで後ろが賑やかだけど今どこにいるの?』

「それが実は・・」


『いいなー私も行きたかった』

「絵里さん機会があったらいつか一緒に行きましょう」

『うん楽しみにしてるからね』

「それじゃあ本当に有難うございました」

『うん気をつけて帰るのよ、無事着いたら電話してね』

「はい必ず、それじゃあ」

そういって会話を終わらせるとそれを待っていたかのように新幹線が到着した


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