年下彼氏と甘い恋
呆然と立ち尽くす私を、呆然と見る陽太。
「ご……ごめん。
迷惑だったよね……」
その顔は、いつもの陽太らしからぬ、泣いてしまいそうに歪んでいた。
そんな陽太に向かって、プツッと切れた私は叫んでいた。
「こんなもの、私に渡さないで!!」
我ながら最悪のクリスマスイブだ。
「山下さんにも同じことをしておいて、ありえないんだから!!」
これから、クリスマスは呪うべきイベントになるだろう。
何がプレゼントだ、何が恋人たちの聖なる日だ。