年下彼氏と甘い恋





「ねぇねぇ、里佳子。

このピザ美味しいねぇ」




相変わらずの笑顔で陽太が言う。




「食べさせてあげるよ。ほら、あーん……」



「ちょっと陽太!

ここ、外だよ?レストランだよ?」




思わず言ってしまった私に、得意げに彼は言う。




「いいじゃん、みんなに見せてあげようよ。

俺たちラブラブなんだよって」



「ラブラブじゃないよ!」




そう言って、はっと気付いた。

私、何空気の読めないことを言っているんだろう。

その前に、陽太を傷つけたかもしれない。

だって、周りの客は驚いたように私たちを見ていて……

陽太はぎゅっと口を噤んでこっちを見ている。

さっきまでは大人の男性だと思っていたのに、その寂しそうな表情は子犬みたいだ。


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