aventure
苦悩する
波瑠に桜智には手を出さないと約束したものの
鴻は桜智に逢うたび誘惑されてる気分だった。

桜智は無防備に鴻の前で下着姿でも平気だった。

目の前に晒された若い肉体は
鴻にとってかなりの刺激である。

「鴻さん、ご飯食べて行く?」

下着同然の姿でエプロンをして料理する桜智は
かなり魅力的だった。

「桜智…風邪引くからちゃんと服を着なさい。」

桜智はそんな鴻を可愛いと思う。

「鴻さん、もしかして照れてるの?」

「目のやり場に困るよ。」

桜智はあれから鴻が抱いてくれないことに寂しさを感じて
桜智なりに鴻を誘ってるのだ。

「鴻さん、もう私とエッチしないつもり?」

鴻は返事に困った。

子供だと思っていた桜智は
日に日に女になって魅力を増していく。

「そうだよね。やっぱりもう私となんか嫌だよね?」

桜智は波瑠と寝たことをものすごく後悔していた。

鴻は寂しそうに後ろを向く桜智を思わず抱きしめた。

「桜智…嫌とかじゃない。

桜智のことは好きだし…触れたいと思うけど…

波瑠と約束してしたんだ。

波瑠も複雑なんだ。」

波瑠のことを言われると桜智は途端に元気をなくした。

「わかってる。

先輩をこれ以上傷つけちゃだめだよね。」

桜智が悲しい顔をすると鴻は辛くなった。

「でも可愛くて参るよ。

我慢するのも大変なんだ。」

桜智の耳元で鴻はそう囁いた。

桜智は鴻の手を掴むと自分の胸を触らせる。

「我慢なんかしないで。

鴻さんは私の身体にお金払ってるんだもん。

お金だけ貰うなんてそんなのダメだよ。」

鴻は桜智の下着をずらして露わになった胸に熱い舌を落とす。

桜智の吐息が喘ぐ声に変わっていく。

鴻は波瑠との約束を守れなかった。











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