極上スイートオフィス 御曹司の独占愛
仕事の後、彼女を食事に連れて出た。
季節は夏を過ぎた頃、クリスマス商戦を目前に控えた時期だった。
ほろ酔いの彼女を送ろうとタクシー乗り場まで歩いていた。
「補佐とはいっても、毎日全部に僕に付き合うことはないよ」
彼女がまさか、ここまで僕に付き従ってくれるとは思っていなかった。
正直僕の仕事量が度を越していたのはわかっていたし、新人の彼女を僕のペースで連れまわすことに、申し訳なさもあった。
繁忙期に入れば、今以上にきつくなる。
「大丈夫です。朝比奈さん私以上にお仕事詰めじゃないですか」
「僕は慣れてるけどね……君はまだ新人なんだし、無理はしなくていいよ。もうじきクリスマスで忙しくなるしね」
「ああ……クリスマスはキツイですよね。大丈夫です、去年の店舗で経験しました!」
「だから、無理しなくていいよ。販売の女の子はぼやいてるよ。この業界にいればクリスマスも仕事でデートもできずにフラれるって。吉住は大丈夫?」