いじっぱりなオトコマエ女子と腹黒なイケメン御曹司の攻防
そう言った涼介は、ゆっくりと私を抱きしめる。この前とは違う、壊れ物を扱うように繊細な仕草は、まるで私に拒否されるのを恐れているみたいだ。
「あとさ、一つ言わなきゃいけない事がある。本当は俺、もう少しだけは待つつもりだったんだ。でも焦ってできなくなった、その理由」
それは私を包む腕と同じで、何かを恐れている声。いつも自分に自信をもっている涼介から初めて聞く声だ。
「何?」
自然と優しい声で聞いていた。
「ーーー土曜日、俺も花屋に居たんだ。湊がグリーンが好きなのは知ってたし、お土産買って会いに行こうと思って。メールや電話では連絡取れなくなったから」
私がパソコンへのメールにさえ返信しなくなったのは金曜日からだっただろうか。流石に少し焦ったのだと涼介は言った。
「あとさ、一つ言わなきゃいけない事がある。本当は俺、もう少しだけは待つつもりだったんだ。でも焦ってできなくなった、その理由」
それは私を包む腕と同じで、何かを恐れている声。いつも自分に自信をもっている涼介から初めて聞く声だ。
「何?」
自然と優しい声で聞いていた。
「ーーー土曜日、俺も花屋に居たんだ。湊がグリーンが好きなのは知ってたし、お土産買って会いに行こうと思って。メールや電話では連絡取れなくなったから」
私がパソコンへのメールにさえ返信しなくなったのは金曜日からだっただろうか。流石に少し焦ったのだと涼介は言った。