【完】俺が幸せにしてやるよ
で、でもそういうものよね。
だって赤の他人が家に一緒に住むことになったんだよ?
いくら顔見知りだった悠斗くんだったとしても、そう思うのは当たり前。
さっきの悲しい表情だって、きっとそうだ。
「も、もうこの話はいいです!早く食べましょ?」
できる限りの笑顔で話す。
自分は何にも傷ついていませんっていう雰囲気を出して。
内心、傷ついてるのに。辛いのに。泣きたいのに。
でも、これが私の使命なんだって思ってる。施設から出た子はこんな経験してるのかな。
「あ、ああ。そうだな」
そう翔さんが言ったところでみんなが食べ始めた。
私も小さくいただきます。と言って食べ始めた。