鬼課長と鈍感女子の攻防戦(番外編追加)
課長の本気2


黒いオーラに加えて、とんでもないくらいの甘いオーラが漂っている。

課長ってこんなに甘い人なの?

普段の鬼課長からは全然想像がつかない。

私の頬を包んでいた両手が離れて、頭をポンポン撫でると、課長は私の正面に座り直した。

もう少し触っていてほしかった…なんて、私は変態かっ!?

至近距離にいた課長が遠くに行ってしまう感覚に襲われて、少し寂しく感じてしまった私…。

一体どうしちゃったんだろう、私。

「食べようか」

「はい」

緊張して食べられない…なんてことはなくて。

冷めてしまったけど、どの料理も美味しくてペロリと完食した私を見て、課長は俯いて肩を震わせていた。

絶対笑ってる!

恋愛上級者だったら、課長の甘い言葉で胸がいっぱいで食べられませんって言ったりするのかな?

お腹ペコペコだったから、目の前にこんなご馳走並んでたら箸が進むのも無理ないと思うんだけどな。

「課長、笑わないでください」

「いや、奢りがいがあるなと思っただけだ」

そう言いながら、まだ肩震えてますけどっ!

課長から見たら、私なんてお子ちゃまですよね!

そもそもなんで私のことが好きなんでしょうか?

特別美人でも可愛くもない。

背は低いし、体型は、まぁ普通。

入社2年目で、バリバリ仕事が出来るワケでもない。




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