心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)
手にじんわりと汗をかいた

「なんとか大丈夫だった」


「でしょ?俺もね、願書が目標人数分集める事ができれば、三月以降も辞めなくて済むかもしれない」

「そうなの!?」


「だから今、あちこちの学校に営業に行ってるよ」

「先生ならきっと大丈夫、人数集まるよ、がんばって!」



全てが良い方向に進んでる

このまま良い結果になればいいな。



「お腹すいたでしょう?今温めるね」

台所に行こうとした私は先生の腕に包まれた。
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