心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)
「松本さん…だよね?」

「はい」



「まだ、ごくわずかの人の名前しか覚えてないんだけど、いつも一生けんめい頑張ってるよね」


ごくわずかの人に私が入ってる

嬉しくて、心が躍った。


「私、人の倍以上勉強しないと覚えられないんで」

「僕が黒板に書いた事だけじゃなくて、口頭で説明した事までノートに書いてまとめてて、えらいなぁ~って思ってましたよ」



先生、知ってたんだ。

褒められたら嬉しくて舞い上がっちゃいそう



私、どんどん先生の事好きになっちゃう。
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