心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)
役員の人達は知っていたみたいで、さっさと片づけを始めた。


私は、わけもわからず

まだ現実を受け入れられないまま、自分のディスクに戻って冷めたお茶を一口飲んだ。



同じ課の男の人が

「仕方ないよね、失業保険はすぐ出るはずだから」

と、寂しく笑った。



そっか、失業保険…

どれくらいの期間でいくらもらえるんだろう

私、失業者になったんだ。
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