心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)
「梨華はさ、どうしてそんなにいつも一生けんめいなの?勉強もそうだけど俺にも」

「それは、勉強は自分で決めた事だから頑張りたいし、先生の事は大好きだから一生けんめいになっちゃう、重荷になってたらゴメンなさい」


先生は首を振って、私の手をにぎった。


「それが、梨華の魅力的なところなんだけど、急に俺の心に入ってきたから、いなくなるのも急なんじゃないかと思って」

「そんな事ないっ、私はずっと先生の事好き」



自分からいなくなるなんて

絶対にないよ。
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