社会更生ディスカッション
2人の男と1人の女が手を挙げた。
いずれも発言が少なめだった3人だ。
ここまで来ると自分が危ない立場だと分かってしまう。
だからこそ厄介だった。
どうする?
ここは誰に任せたらいい?
3人はどうしても自分がやりたいはずだ。
命がかかっているのだから。
でも俺にそれを決める資格なんてねぇよ。
「じゃあじゃんけんで……」
そう言った瞬間
朱莉は小さな声で言った。
「じゃんけんはダメ」
それは前回の鋭い口調とは違って
何かを諭すようなものだった。
何でだ……?
疑問はある。
でもここは朱莉の言うことを聞いておいた方がよさそうだ。
彼女は最初のディスカッションから
アカリは討論の仕方をよく分かっていた。