社会更生ディスカッション
ーーザワ、ザワ、ザワ
人の話し声がする。
高い声や低い声、もめてるような荒々しい口調まで。
「んー、なんだようるせぇな……」
今日の朝はやたらうるさい。
外で誰か話してんのか?
重たいまぶたをゆっくり開くと、そこにはいつも俺が見る景色が存在しなかった。
「どこだよ……ここ」
まるで見覚えのない場所、光景が広がっている。
まだ夢でも見ているんだろうか。
俺は頬を抓り、確かに痛みがあることを実感した。
「どういうことだ……」
俺、朝井良樹(あさいよしき)
高校3年。
黒髪のストレートの髪で、女みたいに色が白い肌のせいで男らしくないとよく言われる。
おまけに身長160センチなのは、俺のコンプレックスだ。
運動が特に出来るわけでもなく、勉強もまぁそこそこで学校の中では冴えない部類だろう。