社会更生ディスカッション




ということは部屋が近いな。



自分の部屋から議論する部屋に進むまでの間なら監視がない。


話していても何も問題ないだろう。


今日は早めに行くより千春と情報交換をしておいた方がいいかもしれない。


そう思った俺はスピードを緩めるとさっそく千春に話し始めた。


「あのさ、もし当たったらなんだけど、藤崎ってヤツと一緒になったら気を付けて。


アイツは人当たりがいいように見えて、ディスカッションをひっくり返して一人勝ちするようなヤツだから」


「ひっくり返す?なに、それ」


俺もアイツを見るまではそんな勝ち上がり方があるなんて知らなかった。


俺は大事な部分だけかいつまんで千春に話をすると、彼女は顎に手を置いて考え込みながら言う。


「そんな人がいるんだね。

なんだか不安になっちゃうな……私、今でもギリギリ通過してるようなものなのに」



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