社会更生ディスカッション




「そんなことねぇよ。

俺は千春の議論の仕方、すごいって思ったよ、俺には真似出来ねぇからな」


「ありがとう。少しだけ自信取り戻した……あ、そうだ。

じゃあ私もひとつだけ」


そう言うと千春は話し始める。


彼女の口から出てきたのは驚くべき人物だった。


「村田瑛人って人が来たら注意して。

彼は特段目立つことはしないんだけど、なんて言うか……

ちょっとこのディスカッションを楽しんでるような気がしたの」


「瑛人って……話したのか?」


「うん。もしかして知り合い?

話したのはディスカッションが終わってからなんだけどね。

人の意見に同意して仲間を得る方法はいいけど、

そのうちそんな甘っちょろい人ばかりじゃなくなるから気を付けた方がいいって言われたの。


ただそれだけなんだけど……」


すると彼女はあごに手を当てて考えこみながら言う。


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