社会更生ディスカッション
ここで俺の口からその時は言うことを聞かない、なんて言葉が出たら矛盾が生じてしまう。
ディベート型は何があっても自分の支持した意見を曲げてはいけない。
「なぜでしょうか?」
「先ほども言った通り、たとえ上司が間違っていたとしても
その意見が本当に間違っていることがどうか分からないからです」
すると俺の隣に座る船倉も手を挙げて援助してくれた。
「そうです。
間違っている、というのは自分だけの判断ですが、その根拠はどこから来るのでしょうか?
社会を少なくとも自分よりよく知る上司が出した意見を聞くというのは当然のことではないでしょうか?」
船倉の意見に今度は向こう側の女子、真島が立ち上がった。
「自分で判断出来ることはたくさんあると思います。
そして、自分がその意見を間違っていると判断したのなら、その時は上司の意見を聞くべきではないと思います」